「現代の奴隷」技能実習制度の廃止、私が求める理由。「この社会は他人を犠牲にして成り立っている」

妊娠したら「中絶か帰国か選べ」。技能実習生たちが訴える数々の人権侵害。技能実習制度の廃止を求めるプロジェクトを動かす中心メンバーは、10〜20代の若者たちだ。

妊娠を理由に解雇される。職場で殴る蹴るの暴力を受け、骨折したーー。

賃金不払いや過重労働、暴行、セクハラといった、外国人技能実習生に対する人権侵害が後を絶たない。こうした中、“現代の奴隷制”とも呼ばれる「外国人技能実習制度」の廃止を目指すプロジェクトが立ち上がった。

「今の日本は、他人を犠牲にして成り立っている社会。誰も犠牲にしない社会に変えたい」

中心となっているのは、10〜20代の若者たちだ。技能実習生たちの相談支援のほか、廃止への賛同を募る署名活動などに取り組んでいる。

実習生を搾取し、人権侵害を常態化させる制度の問題点とは。なぜ制度の廃止に向け、声を上げたのか。プロジェクトのメンバーに聞いた。

外国人技能実習制度とは?
技能実習生は、外国人技能実習制度を利用して日本に在留する人たちを指し、約35万人に上る(2021年10月時点)…