新型コロナ: 塩野義、コロナ薬にウイルス減効果 1000万人分生産体制

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塩野義製薬は31日、開発中の新型コロナウイルスの飲み薬について、医薬品の審査を担う医薬品医療機器総合機構(PMDA)に体内のウイルス量を下げる効果を示す臨床試験(治験)データを提出したと明らかにした。早期の承認申請に向けてPMDAや厚生労働省と協議を続ける。4月以降に年1000万人分以上の生産体制となる見通しを示した。

開発中の飲み薬は感染初期に投与して、重症化の抑制と発熱やせきなどの症状改善を狙う。実験室レベルの分析では変異型「オミクロン型」にも有効だったとしている。無症状者や軽症者、中等症患者を対象とした最終段階の治験のうち、体内のウイルス量を下げる効果を確認する前半部分で得たデータをPMDAに提出した。後半部分は症状改善や発症率低下の効果を確かめる。計約2100人の対象者の募集を急いでおり、韓国にも治験を拡大。シンガポールやベトナムなどでも順次始める。

実用化後にすぐに供給できる体制の整備を進めており、3月末までに100万人分を生産する方針。4月以降に年1000万人分以上の生産体制となる見通しを示した。海外供給に向け米食品医薬品局(FDA)や欧州医薬品庁(EMA)と協議を進めており、海外製薬大手との提携も検討している。