国土交通省は24日、小田急線電車内で起きた乗客刺傷事件を受けてJRや大手私鉄各社などと意見交換し、AIを含む最新技術を活用した不審者検知機能の高度化などの対策をまとめたと発表した。
警備員の巡回など駅や車内の警戒を強化し、ポスターやアナウンスで周知。防犯カメラを増設し、画像解析などで不審者や不審物を検知する技術を関係者間で共有する方策なども検討する。ピクトグラムを使った非常通報装置の使用方法の分かりやすい表示にも努める。
防犯カメラの検知機能を巡っては、JR東日本が同社への重大犯罪で服役した出所者を顔認証機能の検知対象とする方針を撤回したばかり。