日本人が知らない中国オープンソース最前線 ―「嫌儲」「原理主義」のないOSS文化を読み解く

中国の独自OSSは世界に広がるか?

「世界の工場」を形作る,ネットワーク前提の組込みOS
アリババ集団のAliOS Things,テンセントのTencent OS Tiny,ファーウェイのHarmony OS Embeddedと,中国テックジャイアントが,それぞれオープンソースで,ネットワーク接続が前提の組込みOSを公開しています。

AliOS Things(Open Source Chinaリポジトリ)
Tencent OS Tiny(Open Source Chinaリポジトリ)
Open Harmony(Giteeリポジトリ)

アリババは,このAliOS Thingsに合わせた専用のCPUと開発ボード,HAAS(Hardware as a Service)シリーズも販売しています。いずれも複数のARMコアを備えたCPUで,低速のコアでネットワークへの接続を担保しつつ,高速のコアで画像処理などのエッジコンピューティングをおこなうものです。アリババのクラウドと連動した自動販売機や工業用工作機械などを効率的に開発するためのセットと思われます。