台湾が兵役義務延長を正式発表、ウクライナ戦争からも教訓

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12月27日、台湾の蔡英文総統(写真)は、中国の脅威が増しているとして、兵役の義務期間を現在の4カ月から1年に延長すると正式に表明した。台北で26日撮影(2022年 ロイター/Ann Wang)
[台北 27日 ロイター] – 台湾の蔡英文総統は27日、中国の脅威が増しているとして、兵役の義務期間を現在の4カ月から1年に延長すると正式に表明した。

記者会見で「台湾が十分に強くある限り、世界の中で民主主義と自由の本拠地となる。戦場にはならない」と述べた。

予備役の訓練を含む現在の軍事制度は非効率的で、中国の軍事的脅威の高まりに対処するには不十分であり、特に中国が台湾を急速に攻撃した場合はなおさらだと指摘。「世界に対し、民主主義と独裁の間でわれわれは民主主義を固く信じていると伝えたい。戦争と平和の間で、われわれは平和を主張する。国土と民主主義を守るために勇気と決意を示そう」と訴えた。