総務省、携帯「6G」開放へ指針 中国の寡占化を警戒

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総務省が、次世代高速通信網の第6世代(6G)移動通信システムについて、特定メーカーの技術に依存しない開かれた基地局整備を推進するための国際会議を立ち上げることが3日、分かった。現在最新の5Gの基地局は、中国の華為技術(ファーウェイ)が高いシェアを獲得し安全保障上の懸念も指摘されている。このため、6Gでは欧米とも連携してオープンな通信網整備のガイドライン(指針)を策定。特定企業による寡占化を防ぐ狙いだ。

今回の国際会議で議論するのは、さまざまなメーカーの基地局向け機器を自由に組み合わせることができる「Open RAN(オープンラン)」と呼ばれる通信環境。オープンランの促進は、昨年開かれた日米豪印4カ国の連携枠組み「QUAD(クアッド)」の首脳会談の合意事項の一つで、同会議はその具体策にも位置づけられる。