「世界アルツハイマー月間」の9月、神奈川県海老名市は市内のレストラン3店舗と提携し、認知症予防に効果があるとされる食材を使用した「認知症予防ランチ」を提供している。
小田急線厚木駅前の「Re Cafe」(海老名市河原口)では、抗酸化作用と抗炎症作用があるターメリックを使った薬膳牛すじカレー(店内税込み1331円、弁当同1080円)と薬膳焼きカレー(同)を提供。「Cafe くろすぽいんと」(同市東柏ヶ谷)では、ターメリックを使ったスパイシーチキン弁当(同500円)、「タベルナ イル ロカーレ」(同市中野)では、不飽和脂肪酸が豊富に含まれている青魚などを使った夏のヘルシーランチセット(同2750円)を販売している。
市は、市内の図書館や書店に認知症に関わる本を並べた関連図書フェアも行っている。担当者は「これまでは市役所の中で取り組んできたが、地域の方々と連携することで、認知症の人とその家族に優しいまちを作っていきたい」と話した。