田村憲久厚生労働相は30日午前の閣議後の記者会見で「患者が普段からかかっている『かかりつけ医』が診療する場合にオンライン診療の初診を解禁する」と述べた。河野太郎規制改革相と平井卓也デジタル改革相と合意した。かかりつけ医の詳細な要件や対象疾患などは今後詰める。
オンライン診療は初診は対面が原則で、対象疾患も主に生活習慣病などに絞っている。新型コロナウイルスの感染拡大で、政府は特例的・時限的な措置として4月、初診も全面的に容認し対象疾患の縛りも無くした。
菅義偉首相はオンライン診療の恒久化を指示しており、田村氏、河野氏、平井氏の3閣僚で協議。8日に「安全性と信頼性をベースに初診も含め原則、解禁する」と合意していた。