JR東日本が、無人決済システムを導入した店舗の実証実験を赤羽駅で行う。店内のカメラが客の動きを追跡し、手に取った商品を認識、購入額の計算から決済まで行う。
客は入り口で交通系電子マネーをかざして入店する。棚から商品を手に取り、決済ゾーンに向かうと、壁掛けディスプレイに商品名と合計金額が表示される。決済が完了すると出口ゲートが開く仕組み。飲料、菓子など約140種類の商品を販売する。
天井には客を認識して追跡するカメラ、棚には客が手に取った商品を認識するカメラなどのセンサーを備える。技術開発は、ベンチャーのサインポスト(東京都中央区)が協力した。
実験期間は2カ月程度。営業時間は平日の午前10時~午後8時。
JR東日本とサインポストは2017年11月にも、大宮駅(さいたま市)で無人決済システムを取り入れた店舗の実証実験を行っていた。今回は商品の認識率などを向上させ、今後の実用化を目指すとしている。