IoTなどがもたらすビッグデータから新たな知見を引き出す「データサイエンティスト」。統計学の第一人者はその人材像として「逆Π(パイ)型」が求められるという。どういうことか。
国立大学法人滋賀大学とPwCあらた有限責任監査法人が11月25日、データサイエンス分野で共同研究を開始すると発表した。滋賀大学が2017年4月に新設する「データサイエンス学部」を拠点に、実践的な教育プログラムの開発やビジネス面での本格的なデータサイエンス活用について双方の知見や経験を持ち寄り、産学連携で教育・研究に取り組むとしている。
滋賀大学が新設するデータサイエンス学部は、データサイエンティストの育成を目的とした日本初の大学の専門学部として誕生する。学部長には、元日本統計学会会長で前東京大学大学院情報理工学系研究科教授の竹村彰通氏が就任する予定で、来春に第一期生(募集定員100人)を迎え入れる体制整備を急ピッチで進めているという。