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スマートフォンの値下げが止まらない、新型コロナ以上に深刻な理由

低価格モデルの投入や発売直後の値下げなど、デバイスベンダーの間でスマートフォンの価格を下げる動きが広がっている。パンデミックによる影響は否定できないが、アナリストはより根本的な問題があるとみる。

デバイスベンダーは近年かつてなく価格が高騰していたスマートフォンの値下げを強いられている。例えばSamsung Electronicsは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)が始まった2020年3月、北米で「Galaxy S20」を999ドルで発売したが、数週間で値下げしなければならなかった。「Samsung Electronicsは非常に高額な価格設定に打って出たが、計画した台数のごく一部しか売れなかった。彼らの賭けは失敗に終わった」と、調査会社IDCのアナリストであるライアン・リース氏は説明する。

Appleは2016年に、主力モデルの他にローエンドの選択肢も必要だと考え「iPhone SE」を発売した。Huawei TechnologiesとXiaomiも、300~500ドルながらも機能豊富なスマートフォンを市場に投入している