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ビッグデータやAI使って義手を「サイボーグ化」

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 ブラジル・リオデジャネイロ五輪の熱狂も冷めやらない2016年10月上旬。今度はスイスで、史上初となるスポーツの世界大会が開催された。ロボット技術を使った最先端の義手や義足、車椅子で争う、身体障害者のスポーツ大会「サイバスロン」だ。別名「サイボーグオリンピック」とも呼ばれるこの世界大会に、電気通信大学発のベンチャー企業、メルティンMMI(東京都渋谷区)が挑んだ。

「洗濯ばさみで洗濯物を挟む動作は少し難しいですね」「4本指の動きがスムーズなので、この形状は簡単につかめます」。大会開幕の1週間前。スイスへの出発を控えたメルティンMMIの社員と、今回選手として出場する前田和哉さんは、入念に最終調整を繰り返していた。前田さんの右腕の肘から下には義手が装着され、5本の指が本物の指のように動いている。