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アステラス製薬社長「1つ始めるなら3つやめる」

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武田薬品工業と時価総額で業界首位の座を争うアステラス製薬。海外大手とは一線を画する独自路線で2016年3月期は最高益を更新した。畑中社長は自らの仕事を「次の世代に何を残すかを毎日考えること」と話す。

高額医薬品の「オプジーボ」が話題になっています。社会保障の範囲でどこまで負担すべきと考えていますか。

畑中好彦氏(以下、畑中):革新的な医薬品の価格には、患者や社会にもたらす価値が十分に反映されなければなりません。その価値は科学的なデータによる裏付けが必要です。これがまず前提になりますが、とにかく良い薬を作ればいいというわけではありません。医薬品メーカーは各国の医療システムの中で存在していますから、その持続性に注意を払う必要もあります。

長期にわたって研究開発をしなければならない製薬企業の立場からすれば、革新的な医薬品を開発できた際には正当に評価していただきたいと考えています。また、一定の期間は知的財産を保護してもらいたいという要望もあります。ここが担保されないと、長期にわたって研究開発投資を続けるリスクは取りづらい。